劇伴の制作

音楽

前回は音楽作品としての制作についてお話ししました。
今回は、劇伴の制作についてお話ししていきます。

ここで言う劇伴とは、いわゆる映画やアニメ、ドラマなどのBGMです。

以前の記事でも書きましたが、劇伴の制作は通常の音楽作品の制作とはかなり違います。音楽を作っているという点では根本は同じですが、音楽以外の要素が2つ入ります。その2つとは、

  • Dialog(セリフ)
  • SE(効果音)

この2つです。
ではこの 2 つの要素 + 音楽で制作する上で大切なことを解説していきます。

最も重要なものはDialog

普段、映画的などの映像作品を見るときに、音量はどうやって調節しますか?きっとセリフが聞こえるちょうど良い音量にする方がほとんどだと思います。

では、この事実を踏まえて音楽はどうするべきか。それは、Dialogを邪魔しないような帯域、タイミング、音量で存在するべきです。もっとも、表現しゅほうとしてあえてDialogに被せる方法もありますが、まずは基本としてセリフの邪魔をしないことが重要です。

SEと帯域が被らないようにする

たとえばSEが中帯域を大きくしめるようなものがなっていたとします。そこに音楽がふくよかな中帯域を含むようなものだったとします。どうなるでしょうか?
どちらかが聞こえなくなる、もしくはどちらも聞こえづらくなります。

これはもっとも避けなければなりません。そのため、SEを制作している人とどの帯域をどちらが使うのかなどの打ち合わせるをしていくことになります。
また、慣れていくと、このシーンではきっとこういったSEが入るだろうと想像ができるようになります。

まとめ

劇伴の制作をしているときは、常に音楽以外の要素が存在するということを忘れないことが必須です。

音楽だけで表現することも楽しいですが、SE、Dialogが入ることで映像作品はより一層完成度の高いものになります。さらに、音楽とそれら2つの要素が役割分担を適切にしたものは何とも言えない一体感があり、大変気持ちの良いものになります。

そういったものを作るために必要なのは、良い映像作品をたくさん見ることです。映画でもアニメでも何でもいいです。一度自分の良いと思ったさくひんがどういった作られ方がしているのか分析するときっと楽しいですよ!